山元式新頭皮鍼療法(YNSA®︎)とは
YNSA®︎とは、宮崎県出身の麻酔科医である山元敏勝医師・医学博士によって提唱された理論です。
山元先生は頭皮に鍼を刺すことで脳の任意の部分を興奮させることができることに注目し、長年にわたる検証を経て、頭皮鍼の新しい方法としてYNSA®︎を発表されました。
YNSA学会に所属していると、山元先生の逸話を聞く機会が多くあり、その話のスケールの大きさからYNSA®︎の凄さが伝わってきます。
ブラジルの某大統領が選挙前、肩が上がらなくなって選挙活動ができなくなっていた時に、現地のYNSA®︎セラピストの施術を受け、無事選挙活動を再開することができた感動体験から、山元先生に内緒(というよりは事後報告)で山元先生の功績を称えた記念病院を作ったとか、世界で複数の国がYNSAを保険診療として認めており、保険点数がついているとか(日本では残念ながら対象ではありません)、テレビ番組が宮崎空港に入った時に外国人に何をしに日本に来たかをインタビューしてみたら、毎回山元先生の病院が紹介されることになってしまったとか、逸話の規模が本当に逸脱してしまっています。
YNSA®︎の特徴
YNSA®︎の特徴は、頭に鍼を刺すこと、そして、世界的に有名なメイドインジャパンの鍼治療であることです。
全世界で2万人以上の医師が実践しているこの方法は、ドイツ・アメリカ・ブラジルをはじめ、14カ国で医療として導入されています。
山元先生はハーバード大をはじめ、世界でも有数の大学で講演を行うなど、YNSA®︎の講演会は世界6大陸全てで行われています。
YNSA®︎が世界中に広がった理由は、その効果と即効性にあります。適応疾患が幅広く、また、通常の西洋医学では考えられないような効果が即効性を伴って実現可能です。
YNSA®︎の効果
YNSA®︎の効果は、脳の興奮を引き起こすこと、そして、頭皮のツボを刺激することで全身の症状に対して対応できることの2点です。
当院では、YNSA®︎は主に脳梗塞後遺症、パーキンソン病、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症など難病の方に対して使用しています。
整形外科疾患にも利用可能ですので、『YNSA®︎のことを聞いて来ました!』という患者様に対しては、頭皮だけで施術を行うこともあります。
ただし、YNSA®︎は魔法ではありません。
脳梗塞や難病を患った患者様が、病気をする前の状態に戻るということはありません。
しかし、リハビリと併用することでリハビリ効率が良くなったり、リハビリだけでは達成できなかった目標を達成できたりと、施術を行う側としては使わないのが勿体無いほどの効果を発揮する場面が多々あります。
YNSA®︎の対象疾患
YNSA®︎が有効と考えられる症状・疾患は以下のとおりです。当院では主に脳神経系疾患や難病患者様への対応として使うことが多い治療法です。
整形外科疾患以外の症状
- パーキンソン病
- 多系統萎縮症
- バセドウ病
- 橋本病
- スティッフパーソン症候群
- 関節リウマチ
- 膠原病
- シェーグレン症候群
- メニエール病
- めまい発作
- 良性発作性頭位めまい症
- 動悸
- 頭痛
- 自律神経失調症
- 不安神経症
- 不安・抑うつ
- コロナ感染後遺症
整形外科疾患全般
- 変形性頚椎症
- 頚椎症性神経根症
- 頚椎症性脊髄症
- 頚椎椎間板ヘルニア
- 股関節痛
- 変形性股関節症
- 臼蓋形成不全
- 股関節インピンジメント
- 先天性股関節脱臼
- 肩関節周囲炎
- 四十肩、五十肩
- 腱板損傷
- 頸椎捻挫後遺症(ムチウチ)
- 腰椎捻挫
- 手足の痺れ
当院でのYNSA®︎
繰り返しになりますが、当院ではYNSA®︎を脳神経疾患や難病への対応として使用しています。また、YNSA®︎を希望する整形外科疾患の患者様に対しても使用します。
YNSA®︎の習得は難しく、私もYNSA®︎を学んだ初期は全く効果を出せず、『この方法は本当に患者さんにとって有益な効果が出るのか!?自分には全く施術の才能がないのではないか!?』と、心が折れそうになる日々が続いていました。
当時、自分が持っている施術で自信があったM-Testと組み合わせ、YNSA®︎とM-Testの共通点から学び、YNSA®︎の技術として昇華させることで安定して効果を出せるようになっていきました。
YNSA®︎の効果は素晴らしいですが、それだけに頼らず他の様々な治療法と併用し、患者様にとって最も有益となる施術を提供することを心がけています。
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鍼灸院おるき
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