ぎっくり腰と思ったらヘルニアだった

ぎっくり腰と思ったらヘルニアだった

ぎっくり腰と思いきや、ヘルニア!?

こんにちは!福岡の鍼灸院おるき、院長の小野です。

今日は、ぎっくり腰かも!?という相談が入ったため予約を受けたら、『もしかしたらヘルニアかもしれない・・・』という事例があったのでご紹介させていただきます。

ぎっくり腰とヘルニアの違い

さて、まずはぎっくり腰とヘルニアの違いについてです。

どちらも急性期では痛みを主体とする症状で、場合によっては動けない程の強い痛みを感じます。

ぎっくり腰は急性腰痛症とも呼ばれ、ふとした拍子に突然くる腰痛のことですね。

原因は腰椎の捻挫と言われており、腰の周りの筋肉が炎症を起こした状態です。

原因は腰の筋肉の緊張、上半身から腰につながっている筋肉の緊張、骨盤から下半身につながっている筋肉の緊張、筋力バランスの悪さなどが挙げられますが、基質的には問題がなく、単に炎症が強くて動けない状態のことを指します。

それに対してヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)は、髄核と呼ばれる背骨の中にある軟骨が神経が通っている部屋(脊髄)に飛び出し、神経を圧迫している状態のことを指します。

症状として足の痺れがあればヘルニアの可能性が出てきます。

重いものを持ったり、何かと強くぶつかることで突発的に起きる外傷性のヘルニアと、何かしらの負担が積み重なって徐々に症状が進行し、ある時気づいたらヘルニアになっている障害性のヘルニアがあります。

ヘルニアは神経の圧迫があるため治療したからといってすぐに症状が全部改善するわけではなく、腰の状態が良くなる施術やお手入れを行いながら、ある程度の期間プランを立てて治療を行う必要があります。

確定診断は病院で行う必要があるため、レントゲンやMRIを撮ることで確定診断が行われます。

鍼灸院や整骨院でもある程度はわかるのに・・・

さて、この2つの腰痛症状の区別をしないと、全く別の状態であるので当然治療も違います。

そこで、鍼灸院で行える検査(SLRと呼ばれる検査)をすべきなのですが、、、

今日、来られた患者さんはその検査を受けたのが初めてだったそうです。

昨日、一昨日、その前と、今日を入れると4日連続で治療院にかかったとのことでした。

当院は初めてで、初日はある整骨院、次の日とその次の日(つまり昨日)は別の鍼灸整骨院にかかったそうですが、検査自体は初めてだったようで。。。

少し、悲しくなりました。

ヘルニアはSLRが全く上がらなくなります。このテストは万能ではなく、実際に検査を行なっても精度は6割〜7割程度なのですが、だからといって行わなくても良い検査ではないはずです。

色々と考え方はあるでしょうが、施術の基本である『病態判断(医師が行うと病態診断、それ以外の人が行うと病態判断と区別されます)』が行えていませんでした。

確かに、ヘルニアは最近では手術になることも少なくなり、かと言ってリハビリで有効な方法も出てきていないため、我々のような鍼灸院や整骨院に通院していただくことで早期改善を目指すことが増えてきました。

やることは変わらないから、検査はしなくても良いと考えているのか、ちょっと聞いてみたい気がします。

検査で患者さんの今の状態をしっかり把握した上で、必要な施術を行なっていく。

そんな治療院でありたいと改めて思いました。

ぎっくり腰かな?と思っても、2〜3日経っても全く痛みが変わらない腰痛や、足に痺れがあるような時には腰痛椎間板ヘルニアかもしれません。

不安を感じられる前に、福岡の鍼灸院おるきにご相談くださいね。

福岡市西区の鍼灸治療

鍼灸院おるき


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