臼蓋形成不全からの復活のご報告
こんにちは!
福岡の鍼灸院おるき、院長の小野です。
今日は、患者さんからのご報告をご紹介!
臼蓋形成不全からの復活を果たした患者さんです!
そもそも、臼蓋形成不全とは?
臼蓋形成不全は、股関節を形成する骨盤側の骨である寛骨と、足側の骨である大腿骨の部分がうまく形成されない発達障害です。
寛骨と大腿骨が合わさるところに寛骨臼と呼ばれるくぼみがあり、そのくぼみに大腿骨頭が引っかかることで股関節ができているのですが、臼蓋形成不全ではこの寛骨臼のくぼみが浅くしか作られず、大腿骨頭の引っ掛かりが不十分という状態になってしまいます。
臼蓋形成不全の症状
臼蓋形成不全の症状は、股関節の痛みや詰まり、疲れやすさなどが挙げられます。
歩いていると股関節に詰まったような痛みが走り、その痛みがだんだん改善しなくなったり、常時痛いという状態になったり、夜、寝ている時に痛みで目が覚めるなどの症状が出てきます。
病院に行ってレントゲンを取ると『臼蓋が浅いねぇ。生まれつきだよ。』と言われます。
男性で約2%、女性で2〜7%程度が臼蓋形成不全と言われています。
臼蓋形成不全の原因
臼蓋形成不全の原因は生まれつきと言われていますが、発達の際にハイハイをすることで股関節が形成されますので、この時期にあまりハイハイをしなかったり、早い段階から歩行器を使っていると臼蓋形成不全になりやすいとも言われています。
が、これは形上での問題で、もしあなたが20歳の頃にも症状があったのであれば生まれつきの可能性が高く、20歳の頃には症状がなかったのであれば骨の形状の問題ではない可能性があります(疲れやすさなどには影響します)。
臼蓋形成不全の人の多くが、股関節インピンジメント(インピンジメントは衝突という意味です)の状態になっています。
股関節インピンジメントは、股関節を動かす筋肉のどこかで過緊張が生まれ、筋肉が関節を動かす際に正常な関節の動きが行われず、骨と軟骨が衝突している状態です。
この時に、痛みや詰まり感が現れたり、常に力が入っている部位が出てくるため疲れやすさを感じたりします。
つまり、生まれつきの問題も痛みの出やすさには影響はあるけれども、しっかりお手入れを行えば痛みは出なくなるし、手術なども必要ないケースが多いのです。
臼蓋形成不全で悩んでいるのは勿体無い!
今回の患者さんも、この股関節インピンジメントの状態でした。股関節インピンジメントは徒手検査と呼ばれる、鍼灸院でも簡単に行える検査で見つけることが可能ですし、今の股関節の状態や自分が苦手な股関節の動作、どこの筋肉が原因で股関節が痛んでいるかまでわかります。
当院では、その部位を特定しインピンジメントリリースなどの手技や鍼灸治療で筋肉の緊張を改善し、股関節の動作を正常な動きに戻すことで対応を行っています。
今日の患者さんからは、海外に出かけてボコボコの道をヒールを履いて歩くことができたと。そして、1週間毎日、1日2万歩歩いても平気だったというご報告をいただきました。
もし、この記事を見ているあなたが股関節の痛みで悩んでいて、臼蓋形成不全と診断されているのであれば福岡の鍼灸院おるきにご相談くださいね。
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