膝の痛みと鍼灸治療

よくある膝の痛みと鍼灸治療

こんにちは！

福岡の鍼灸院おるきの小野です。

今日は膝の痛みと鍼灸治療についてのお話です。

膝の痛みで我々鍼灸師がよく出会う疾患は、

• 変形性膝関節症
• 半月板損傷

の２つが圧倒的に多いです。この２つは膝の軟骨がすり減ることで〜・・・という謳い文句が有名で、結構な人数が軟骨は再生しないと信じています。

でもですよ、我々人間の身体は毎日代謝が起こり生まれ変わっています。脳や骨まで代謝で生まれ変わっているのに、軟骨だけ生まれ変わらないなんてことが起きると思います？

実は、軟骨も代謝が起きており、生まれ変わっています。

でも、なぜ軟骨が再生しないと思われているのか。

それは、西洋医学のリハビリが筋肉を休める方向へのケアを見ていないからかもしれません。

リハビリでは、基本的には鍛えることを考えます。

筋肉を鍛えて、関節を支える筋力をつけましょう。なんて聞いたことありませんか？

これは、筋トレをして関節周りの筋肉を増やそうという方向を向いたリハビリです。

これが、膝痛診療のガイドラインでも推奨度が低く、実際にあまり効果がないリハビリになっています。

さて、ではどうしたら良いのかですが、鍛えてダメなら、休めてみましょう。

休めると言っても、何もしないのはダメです。何もしないと、筋肉が硬くなる一方で関節や軟骨にとって一番ダメな行動を取ることになってしまいます。

休める行為とはすなわち、筋肉のお手入れです。

ストレッチ、マッサージ、整体、お風呂、そして、我々鍼灸師が行う鍼灸。

これらの、筋肉をほぐすようなケアを行うことが、筋肉を休める行動になってきます。

軟骨は、

軟骨の再生速度<軟骨のすり減り

で減少し、

軟骨の再生速度>軟骨のすり減り

で増加します。

増やすには、すり減る量を減らすか、再生速度を上げるかしかありませんよね。

膝の痛みで困っている方はすり減る量を減らすためのお手入れを始めるか、再生速度を上げるためにサプリメントなどに頼ってみるのもいいかもしれませんね。

もちろん、両方やることでもっと良い状態が作れると思います。

膝の痛みでお困りで、何かできることを探しているという方、福岡の鍼灸院おるきにご相談ください。