こんにちは!
福岡の鍼灸院おるき、院長の小野です。
今日は、少しいやらしいタイトル、『有名になりたい理由』というブログです。
本音ダダ漏れでお届けいたしますので、少々お付き合いくださいね。
有名になりたいには理由がある
今、当院は福岡ではそこそこ有名にはなってきていると思います。
取材もいただきましたし、業界団体雑誌への寄稿なども、講演依頼もいただきます。
それでも、『医療』という枠組みで考えた時に全く影響力がないというのが鍼灸師です。
これは福岡大学病院で施術をしていた頃からずっと感じていたことなのですが、まだまだ西洋医学と東洋医学の間には深い溝があります。
院内紹介をいただく際も、勉強会等で仲良くなり施術を実際に受けてくれて『鍼ってこんなに効くんだ!』と言ってくれたお医者さんが中心で、面識のない先生からは『患者さんが鍼って言ってるけど、許可できません。』などと言われることが多いのです。
これがリハビリであれば、『じゃあ今の治療にリハビリも加えてみましょうか。』となるのですが、鍼灸だとなぜか『じゃあ、今の治療に鍼灸も足してみましょう。』とはなりません。
ここに、溝を感じるのです。
鍼灸は薬機法やあはき法があるため、『鍼灸って〇〇の病気を治せます!』とは言えません。そのため、『鍼灸って何に効くんだろう?』と言われることも多く、患者さんだけでなく、医療従事者も鍼灸師以外は『鍼灸ってよく聞くけど、実際には何に効くの?』とか、『鍼灸って何か得体が知れないよね。』と思っている方が多いのが現状です。
でも、本当に効果がない方法であれば6000年以上も、人々の健康を守る方法として続いてきていないでしょうし、2024年現在ではアメリカや中国をはじめ、医療先進国で改めて注目を浴びていないでしょう。
理想は、もっと鍼灸の理解が深まった上で、西洋も東洋も垣根なく、組織のトップとして治療全体の指揮を取るお医者さんが鍼灸師もチームの一員としてうまく使ってくれることだと思っています。
そのために、困っている患者さんがもっと治療の選択肢を持てる時代になるために、私はもっと影響力が欲しいと思ってしまいます。
鍼灸師だけの世界で有名になるのではなく、もっと、子どもたちが大きくなった時に鍼灸が一つの選択肢になるように、頑張ってみたい。そのために、目の前の患者さんの施術に加えてもう少し、活動の幅を広げていけたらと思います。
福岡市西区の鍼灸院おるき
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