この記事のポイント
- 坐骨神経痛の緩和には、37〜38度のぬるめのお湯での炭酸浴が推奨されます
- 炭酸浴に30分間じっくり浸かることで毛細血管が拡張し血流が改善します
- 入浴後の筋肉が柔軟な状態で、内ももやお尻のストレッチを行うと効果的です
福岡市の鍼灸院おるきでは、坐骨神経痛でお悩みの患者様に37〜38度のぬるめの炭酸浴に30分浸かる入浴法をおすすめしています。血流を促し、湯上がりにお尻や内もものストレッチを組み合わせることで足腰の痛みを和らげることができます。
「お風呂上がりでも足腰が痛む」と来院される坐骨神経痛の患者様の現状
お風呂でしっかり温まったはずなのに、すぐに足腰が痛くなる
温泉に行った翌日も、足の痺れがちっとも変わらない
日々の診療の中で、患者様からこのようなご相談を頻繁にお受けします。
福岡は銭湯や魅力的な温泉施設が充実しており、日常的にお風呂を楽しむ方がとても多い地域です。
痛みをどうにかしようと、熱いお湯に何度も浸かる工夫をされているお話もよく伺います。
しかし、ただ漫然とお湯に浸かるだけでは、一時的に気持ちが良くなっても、根本的な痛みの緩和には繋がりにくいという現状があります。
入浴の方法やその後のケアを少し間違えるだけで、かえって筋肉を硬くしてしまうこともあるからです。
痛みの引き金となるお尻や内ももの筋肉の硬さと血流状態の確認
そもそも坐骨神経痛とは、腰からお尻、足先にかけて伸びる太い坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで、痛みやしびれが生じる症状のことです。
当院で患者様のお体を丁寧に確認させていただくと、お尻や内ももの筋肉がガチガチに硬くなっているという方が非常に多くいらっしゃいます。
筋肉が過度に緊張すると血管が圧迫され、神経の周りの血流が滞ってしまいます。
血液には酸素や栄養素を運び、痛みの原因物質を洗い流す役割があるため、血流不足はさらなる痛みの引き金となります。
「痛みがある場所は冷やしたほうがいい」と誤解されている患者様もいらっしゃいます。
しかし、冷やして炎症を抑えるアイシングの本質は、急なケガによる内出血を止めることです。
慢性的な腰から足にかけての痛みに対しては、温めて血流を良くし、筋肉の柔軟性を取り戻すケアが適しています。
当院が指導する「37〜38度の炭酸浴に30分間」と湯上がりのストレッチ手順
坐骨神経痛の症状を和らげるためには、筋肉を芯から効果的にほぐす入浴法が重要です。
そこで当院が特にお勧めしているのが、銭湯の炭酸泉や、ご家庭の炭酸入浴剤を活用した「炭酸浴」です。
炭酸が皮膚から吸収されると、体は酸素不足だと錯覚し、毛細血管を拡張させて全身の血流を促進するメカニズムが働きます。
これにより、硬くなったお尻や内ももの深部の筋肉にまで血液が行き渡り、神経痛の緩和が期待できるのです。
ポイントは、37〜38度のぬるめのお湯に30分間じっくり浸かり、体の芯まで温めることです。
入浴後は筋肉が十分に柔軟になっているため、以下の手順でストレッチを組み合わせるとより効果的です。
- 床に座って片方の膝を立て、反対の足首をその太ももの上に乗せます。
- 胸を張ったまま上体を少し前に倒し、お尻の筋肉が伸びているのを感じながら深呼吸をして20〜30秒間キープします。
- 次に、足の裏同士を合わせて座り、両膝を床に近づけるようにして内ももを伸ばします。
- 無理に反動はつけず、痛みのない心地よい範囲で20〜30秒間じっくりと伸ばしてください。
ストレッチは無理に強く引き伸ばすと、筋肉が防衛反応を起こして逆に硬くなってしまう限界があります。
過度な期待から力を入れすぎず、「痛気持ちいい」と感じる範囲で毎日のセルフケアとして取り入れてみてください。
日々の入浴やセルフケアについて患者様からいただく疑問への回答
Q. 痛みが強いときは、お風呂に入らない方がいいですか?
A. 急激な痛みが出た直後で熱を持っている場合を除き、基本的には入浴して温めた方が痛みの緩和につながります。
慢性的な坐骨神経痛の場合、筋肉の緊張をほぐし血流を良くすることが、症状を和らげるための近道だからです。
Q. 炭酸浴は、熱いお湯ではダメなのでしょうか?
A. 熱いお湯は交感神経を刺激して筋肉を緊張させてしまうため、37〜38度のぬるめのお湯をおすすめしています。
ぬるめのお湯に30分ほどじっくり浸かることで、体の芯まで温まり、リラックス状態を作る副交感神経が優位になります。
Q. 湯上がりのストレッチは、いつ行うのが最も効果的ですか?
A. お風呂上がりから15分以内を目安に行うのが最も効果的です。
入浴直後は筋肉が十分に温まって柔軟性が高まっており、血流も非常に良くなっているため、少ない負担でしっかりと筋肉を伸ばすことができます。
正しい入浴法やストレッチを続けても足腰の痛みが引かない場合は、ご自身でカバーしきれない深い部分の筋肉が原因かもしれません。
慢性的なお悩みがございましたら、お気軽に福岡市の「鍼灸院おるき」の詳しい案内をご覧いただき、ご相談ください。


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