この記事のポイント
この記事の結論
- 調理場や給食センターの勤務者に坐骨神経痛が多い傾向があります
- 滑る床での長靴作業がふくらはぎと足裏を緊張させます
- ふくらはぎの硬化が膝のインピンジメント(挟み込み)を招きます
- 膝の不調が連鎖して骨盤や腰の負担を増大させるため足元のケアが重要です
博多の飲食店で働く方の坐骨神経痛は、滑る床と長靴によるふくらはぎの緊張が引き金になることが多いです。福岡市の鍼灸院おるきでは、足元の過緊張を取り除き、膝や骨盤の連動を整えて根本的な負担軽減を目指します。
「厨房での長時間の作業中、お尻から太ももの裏にかけてピリピリとした痛みが走る」
「仕事の後半になると、足が重くだるくなってきて立っているのが辛い」
当院には、こうしたお悩みを抱える飲食店や接客業の患者様が数多くご来院されます。
痛みを抱えながらも休むわけにはいかず、日々厨房に立ち続けている方は少なくありません。
長時間の立ち仕事はどうしても足腰に負担がかかります。
しかし、痛みの根本的な原因は、ただ立っている時間が長いことだけではありません。
足元の環境や日々のちょっとした動作の積み重ねが、大きな負担となっていることが多いのです。
博多の飲食店や給食センターで働く方に坐骨神経痛のご相談が多い現状
博多には多くの飲食店があり、活気あふれる厨房で働く方がたくさんいらっしゃいます。
それに伴い、調理場や給食センターにお勤めの患者様から、坐骨神経痛のご相談をお受けする機会がとても多いのが現状です。
お話を伺い、実際に体の動きを確認していくと、ある共通点が見えてきます。
それは、「水や油で滑りやすい床の上で、長靴を履いて作業をしている」という職場環境です。
滑らないように無意識に足元で踏ん張る動作が、知らず知らずのうちに足の筋肉に疲労を蓄積させています。
坐骨神経痛と聞くと、腰やお尻そのものに原因があると考えられがちです。
しかし、現場で多くの患者様の体を診てきた傾向として、実はふくらはぎや足裏の緊張がスタート地点になっているケースが目立ちます。
足元の環境がいかに全身へ影響を及ぼすかを知ることが、不調を和らげる第一歩となります。
滑る床と長靴が招く足元の緊張。当院がふくらはぎと膝の挟み込みに注目する理由
そもそも坐骨神経痛とは、お尻から足先へとつながる太く長い神経が、何らかの原因で圧迫されたり刺激されたりすることで、痛みやしびれが生じる症状のことです。
この原因を探るうえで、当院では膝とふくらはぎの状態に強く注目しています。
長靴の中で滑らないように足指に力を入れ、踏ん張り続けると、ふくらはぎや足裏の筋肉が過度に緊張します。
アキレス腱を含むふくらはぎの筋肉がガチガチに硬くなると、足首や膝関節の可動域が大きく制限されてしまいます。
すると、膝を曲げ伸ばしする際に、関節内で組織が挟まってしまう「インピンジメント」という現象が起こりやすくなるのです。
インピンジメントとは、関節を動かす際に骨と骨の間に筋肉や軟部組織が挟まり、痛みや炎症を引き起こす状態のことです。
膝に不調や痛みが生じると、それをかばうために無意識に歩き方や立ち方が不自然になります。
その結果、膝上の股関節や骨盤、さらには腰への負担が一気に増大してしまいます。
関節同士のスムーズな連携が乱れると、骨盤周りを支えている内ももやお尻の筋肉が過剰に働き、凝り固まってしまいます。
硬く緊張したお尻の筋肉が、その下を通る坐骨神経を強く圧迫する。
これが、滑る床と長靴という足元の環境から連鎖して、坐骨神経痛を引き起こすメカニズムなのです。
仕事の合間に実践したいアキレス腱ストレッチの手順と当院での施術アプローチ
足元からの連鎖による坐骨神経痛を防ぐためには、ふくらはぎの柔軟性を保つことが欠かせません。
特に飲食店勤務の方は、休憩時間や仕事の合間に、こまめにアキレス腱のストレッチを行うことをおすすめします。
ここでは、狭いバックヤードでも簡単にできるストレッチの手順をご紹介します。
- 壁の前に立ち、両手を肩の高さで壁につきます。
- 右足を後ろに大きく引き、左足の膝を軽く曲げます。
- 右足のかかとを床にしっかりとつけたまま、体重を前(壁の方向)へゆっくりとかけます。
- 右のふくらはぎからアキレス腱が伸びているのを感じながら、自然な呼吸で20〜30秒間キープします。
- ゆっくりと元の姿勢に戻り、左足も同じように行います。
痛みのない範囲で、左右交互に2〜3回ずつ行うのが効果的です。
当院での施術においても、いきなり腰やお尻だけを強く揉みほぐすようなことはいたしません。
まずは緊張しきったふくらはぎやアキレス腱周りの張りを丁寧に緩め、膝関節の挟み込みを取り除くアプローチを行います。
足元から膝、股関節、そして骨盤へと下から順に連動を整えることで、お尻の筋肉にかかる負担を自然と減らしていきます。
もちろんストレッチだけで全ての痛みが消えるわけではありません。
しかし、日々の仕事の合間に足元をケアする習慣をつけることが、深刻な痛みを未然に防ぐ大切なセルフケアとなります。
長時間の立ち仕事と坐骨神経痛について飲食店の方からいただく疑問への回答
飲食店や給食センターなどで働く患者様から、実際によくいただくご質問にお答えします。
Q. 立ち仕事中にできるだけ足に負担をかけない立ち方はありますか?
A. 両足に均等に体重をかけ、足の指先だけでなく、かかとや足裏全体で床を広く捉えるように立つことが大切です。
片足ばかりに体重をかける「休め」の姿勢や、足指だけで踏ん張る姿勢は、ふくらはぎや骨盤に偏った負担をかけます。
少し意識して重心を真ん中に置くだけでも、筋肉の過度な緊張を防ぐことができます。
Q. 長靴の底にクッション性のあるインソールを入れるのは効果がありますか?
A. 適度な硬さがあり、足のアーチ(土踏まず)をしっかり支えてくれるインソールであれば、足裏への負担軽減に効果的です。
ただし、柔らかすぎる素材はかえって足元が不安定になり、踏ん張る力を余計に必要としてしまうことがあります。
ご自身の足の形にフィットし、安定感のあるものを選ぶようにしてください。
Q. お尻が痛いときは、テニスボールなどで強くマッサージしても良いのでしょうか?
A. 痛みが強いときやしびれがあるときに、硬いボールで強く圧迫することは避けてください。
強い刺激は


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