こんにちは!鍼灸院おるき代表の小野修司です。
2026年3月26日、福岡の街は桜の開花宣言が待ち遠しい、春の柔らかな光に包まれています。
しかし、この三寒四温の季節、一般の方々が春の訪れを喜ぶ一方で、全身性強皮症の症状を抱えるあなたにとっては、急な冷え込みによるレイノー現象や皮膚のつっぱりが、より一層厳しく感じられる時期ではないでしょうか。
病気を正しく恐れることから始まる、前向きな一歩
強皮症という診断名は、ときに大きな不安を呼び起こします。
しかし、私は患者さんにいつも、正しく恐れることが大切だとお伝えしています。
不安の正体は、何が起きているか分からないという不透明さにあるからです。
大学病院等でのエコーやMRIといった西洋医学的な検査は、単なる診断の道具ではありません。
それは、現在の治療方針があなたの体に合っているかを確認し、私たちが進むべき道を示す羅針盤や答え合わせのような存在です。
まずは専門医の検査を積極的に受け、客観的な指標を持つことで、主体的に病気と向き合う準備が整います。
臨床現場から見えてきた、教科書にはない独自の視点
一般的に強皮症は、免疫が自分自身を攻撃することで組織が硬くなると説明されます。
しかし、現場で多くの患者さんの体に触れていると、ある矛盾に気づかされます。
もし全ての症状が免疫の攻撃による破壊だけが原因なら、鍼灸で筋肉をほぐしたところで、痛みや動きにくさは変わらないはずです。
しかし、実際には筋肉や筋膜の緊張を丁寧に緩めていくと、多くの方が、あ、体が軽くなった、と実感されます。
ここから導き出される私の仮説は、病気そのものの影響以上に、痛みや不調をかばうことで生じる二次的な筋肉の強張りが、あなたの生活を制限しているのではないか、ということです。
IRT療法とYNSA®で、体全体の連動性を呼び覚ます
当院の施術では、IRT療法を優先的に採用し、必要に応じてYNSA®(山元式新頭針療法)を組み合わせています。
私たちが目指すのは、単に硬い部分を揉むことではありません。
鍼灸師にできることは、シンプルに筋肉をほぐし、組織の遊びを作ることです。
例えば、指先の血流不足(レイノー現象)に対し、指先だけを温めても根本的な解決にはなりません。
体全体の動きの連動性にフォーカスし、中心部の緊張を解くことで、結果として末梢まで温かい血液が巡るようになります。
難しい理論を語る前に、まずはあなたの体が本来持っている柔軟さを取り戻すお手伝いをいたします。
強皮症の三要素へのアプローチ
- 自己免疫:春の自律神経の乱れを整え、免疫が過剰に反応しにくい土壌を作ります。
- 血管障害:局所的な加温ではなく、全身の巡りをダムの放流のようにスムーズに整えます。
- 線維化:硬くなった部位そのものではなく、繋がっている別の部位からアプローチして皮膚の遊びを作ります。
本質に一緒に迫るパートナーとして
自己免疫の乱れ、血管の障害、そして組織の線維化。
これらが複雑に絡み合う強皮症だからこそ、体全体を一続きのユニットとして捉える視点が不可欠です。
西洋医学で現在地の答え合わせをしながら、鍼灸で日々の体の動かしやすさを底上げしていく。
この両輪が揃うことで、健やかな毎日は必ず見えてきます。
福岡市西区今宿駅の鍼灸院おるきは、あなたが抱える症状の本質に一緒に迫り、共に歩むパートナーです。
一人で抱え込まず、まずはその重荷を少しだけ私たちに預けてみませんか。


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