良性発作性頭位めまい症(BPPV)とは?2月の寒さとの意外な関係性
「また、めまいか…」
冬の寒さが身にしみるこの頃、突然襲ってくるあの嫌な感覚。特に2月のような厳しい寒さは、私たちの身体に様々な影響を与えますよね。実は、この季節特有の寒さが、良性発作性頭位めまい症(BPPV)と意外な関係があることをご存知でしょうか。
BPPVとは、耳の奥にある三半規管という平衡感覚を司る器官で、耳石という小さな粒が剥がれて迷路のような管の中を漂うことで起こるめまいです。特定の頭の位置を取ったときに、数秒から数十秒間、グルグルと回るような激しいめまいが特徴です。
「良性」と名前についていますが、その激しいめまいは日常生活に大きな支障をきたします。私自身も、以前は寒さが厳しくなると、決まってこのBPPVに悩まされていました。特に朝、布団から起き上がる瞬間や、寝返りを打った時など、予期せぬタイミングで襲ってくるので、本当に怖かったんです。
なぜ寒さがBPPVと関係するのか。それは、寒さによって血管が収縮し、血行が悪くなることが原因の一つと考えられています。耳の奥も例外ではなく、血行不良は内耳の機能にも影響を与え、耳石が剥がれやすくなったり、剥がれた耳石が移動しにくくなったりする可能性があるのです。また、寒さで身体がこわばり、首や肩の筋肉が緊張することも、めまいの誘因となることがあります。
この時期、めまいに悩まされている方は、もしかしたら「寒さ」が関係しているのかもしれません。
専門医での診断と、自宅でできるBPPVの簡易チェック方法
もし、めまいが続くようであれば、まずは専門医の診察を受けることが大切です。BPPVの診断は、医師が特定の頭位変換を行うことで、めまいが誘発されるかどうかを確認する「誘発試験」が一般的です。私も、初めてBPPVと診断された時は、この検査で「やっぱりこれだ!」と確信しました。
ただ、病院に行くほどではないけれど、もしかしたらBPPVかも?と感じる方のために、自宅でできる簡単なチェック方法をいくつかご紹介します。
【自宅でできる簡易チェック方法】
1. 仰向けに寝て、頭をゆっくり左右に振る
仰向けに寝た状態で、顔をゆっくりと左右に動かしてみてください。この時、めまいが誘発されるか確認します。
2. 座った状態から、急に頭を後ろに反らす
椅子などに座った状態で、急に頭を後ろに反らしてみてください。この時も、めまいが起こるか注意深く観察します。
3. 寝返りを打つ動作
寝返りを打つような動作で、めまいが誘発されるか確認します。
もし、これらの動作でめまいが起こるようであれば、BPPVの可能性が考えられます。ただし、これはあくまで簡易的なチェックですので、確実な診断は医師にご相談くださいね。
私自身も、これらの動作を試してみて、自分のめまいがBPPVによるものだと気づき、早期に適切な治療を受けることができました。
めまいを和らげる!自宅で実践できる効果的なセルフケアと予防習慣
BPPVのめまいは、特定の頭位で誘発されることが多いため、日常生活でのちょっとした工夫で症状を和らげたり、予防したりすることが可能です。
【自宅でできるセルフケアと予防習慣】
1. 急な動きを避ける
起き上がる時、寝返りを打つ時、顔を洗う時など、頭を急に動かす動作は極力避けましょう。ゆっくり、丁寧な動作を心がけることが大切です。
2. 寝るときの枕の工夫
枕は、高すぎず低すぎず、首に負担のかからないものを選びましょう。横向きで寝る癖がある方は、抱き枕などを活用して、寝返りを打ちにくくするのも一つの方法です。
3. 温める習慣をつける
先ほども触れましたが、寒さはBPPVの誘因になり得ます。特に首周りを冷やさないように、マフラーをしたり、温かい飲み物を飲んだりするなど、体を温める習慣をつけましょう。お風呂にゆっくり浸かるのも効果的です。
4. 適度な運動とストレッチ
血行を促進し、体のこりをほぐすために、適度な運動やストレッチを取り入れましょう。特に首や肩周りのストレッチは、めまいの予防に役立ちます。私も、ストレッチポールを使ったセルフケアは、日頃から欠かさず行っています。
5. 水分補給を忘れずに
体内の水分が不足すると、血液の循環が悪くなることも。こまめな水分補給も大切です。
これらのセルフケアは、BPPVだけでなく、全身の健康維持にも繋がります。日々の生活に少しずつ取り入れてみてください。
【鍼灸の視点】自律神経を整え、めまいの根本改善と再発防止へ
BPPVのめまいは、耳の奥の物理的な問題が原因ですが、その発症には、自律神経の乱れが大きく関わっていることがあります。自律神経は、私たちの意思とは関係なく、体の様々な機能を調整してくれる大切なシステムです。
寒さで体が緊張したり、めまいの不安でストレスが溜まったりすると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。これが、めまいの悪化や、なかなか改善しない原因となっていることも少なくありません。
そこで、私たちが得意とする鍼灸施術が、その一助となれると考えています。鍼灸では、全身のツボを刺激することで、滞った血流を改善し、筋肉の緊張を和らげ、そして何より自律神経のバランスを整えることを目指します。
特に、寒さで冷えやすい時期や、めまいの不安で心身ともに緊張している方には、リラックス効果も高く、自律神経を穏やかに整える施術が効果的です。
私自身、スポーツ現場でアスリートのケアに携わる中で、身体のパフォーマンス向上だけでなく、精神的な安定やコンディショニングの重要性を日々実感しています。鍼灸は、まさにその両方にアプローチできる、奥深い施術だと感じています。
BPPVのめまいは、一度経験すると「また再発するのでは…」という不安がつきまといますよね。鍼灸では、単にめまいを抑えるだけでなく、体の内側から本来持っている回復力を高め、めまいの根本的な改善と、再発しにくい丈夫な体づくりを目指します。
もし、あなたがめまいに悩まされ、何とかしたいとお考えであれば、ぜひ一度、鍼灸の視点からのアプローチを試してみてはいかがでしょうか。あなたのつらい症状が和らぎ、穏やかな毎日を取り戻すお手伝いができれば幸いです。


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