【鍼灸師が解説】五十肩を完治へ!原因・治療・リハビリの全て
五十肩とは?(肩関節周囲炎の定義と概要)
こんにちは、鍼灸院おるきです。1月に入り、一段と寒さが厳しくなりましたね。こんな時期は、特に肩の痛みを訴える方が増えるんです。その代表的なものが「五十肩」。正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれるもので、肩の関節やその周辺組織に炎症が起こることで、痛みや可動域制限が生じる疾患です。
具体的には、肩を動かすとズキズキとした痛みがあったり、腕を上げようとしても途中で引っかかるような感じがしたりします。夜中に痛みで目が覚めてしまう、なんて方もいらっしゃいますね。
五十肩の原因:なぜ起こるのか?
五十肩の原因は、実ははっきりと特定されているわけではありません。しかし、加齢に伴う腱や関節包の変性、肩の使いすぎや運動不足、姿勢の悪さなどが複合的に関与していると考えられています。
特に、40代後半から60代にかけて発症することが多いため、「五十肩」という名前がついていますが、若い方でも発症する可能性はあります。
実は、私も過去に軽い五十肩を経験したことがあるんです。鍼灸師として開業して間もない頃、不慣れな姿勢での施術が続いたせいか、肩甲骨周りがガチガチになってしまって…。肩を回すとゴリゴリと音がするほどで、夜中にズキズキ痛んで眠れない日もありました。今思えば、無理がたたったんでしょうね。
五十肩の症状:痛み、可動域制限、日常生活への影響
五十肩の主な症状は、以下の通りです。
- 肩の痛み(安静時痛、運動時痛、夜間痛)
- 肩の可動域制限(腕が上がらない、後ろに回せないなど)
- 日常生活への影響(着替えが困難、髪を洗うのが辛い、洗濯物を干せないなど)
これらの症状は、徐々に悪化していくこともあります。初期の段階では、軽い痛みや違和感程度で済むこともありますが、放置すると日常生活に支障をきたすほど症状が悪化してしまうこともありますので、早めの対処が重要です。
五十肩の診断:病院での検査と診断方法
五十肩の診断は、主に問診と理学検査によって行われます。病院では、レントゲン検査やMRI検査などを行うこともあります。これらの検査によって、腱板断裂などの他の疾患との鑑別を行います。
問診では、いつから痛み始めたのか、どのような時に痛みが出るのか、などを詳しく聞かれます。理学検査では、肩の可動域や痛みの程度などを確認します。
五十肩の治療法:保存療法と手術療法
五十肩の治療は、大きく分けて保存療法と手術療法があります。ほとんどの場合、保存療法で症状の改善が見込めます。
- 保存療法:
- 薬物療法(鎮痛剤、湿布など)
- 注射療法(ステロイド注射、ヒアルロン酸注射など)
- 理学療法(温熱療法、電気療法、運動療法など)
- 鍼灸治療
- 手術療法:
- 関節鏡視下手術(関節内の癒着を剥離する)
当院では、鍼灸治療を中心に、肩の筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、痛みの緩和と可動域の改善を目指します。
五十肩のリハビリ:自宅でできるストレッチと運動
自宅でできるリハビリとして、ストレッチや軽い運動があります。無理のない範囲で、毎日続けることが大切です。
- タオルストレッチ:タオルの両端を持ち、背中の後ろでタオルを引っ張り合う。
- 肩回し:肩を大きくゆっくりと回す。
- 振り子運動:机などに手をつき、痛む方の腕をだらんと下げ、前後にゆっくりと揺らす。
これらの運動は、痛みを感じたら無理せず中断してください。
五十肩の予防:日頃からできること
五十肩を予防するためには、日頃から肩周りの筋肉を柔軟に保つことが大切です。
- 適度な運動:ウォーキングや水泳など、全身運動を取り入れる。
- ストレッチ:毎日、肩や首のストレッチを行う。
- 正しい姿勢:長時間同じ姿勢でいないように心がけ、定期的に姿勢を変える。
- 冷え対策:体を冷やさないように、温かい服装を心がける。
五十肩の痛みを和らげる生活の工夫
五十肩の痛みを和らげるためには、日常生活で以下の点に注意しましょう。
- 入浴:湯船にゆっくり浸かり、体を温める。
- 湿布:痛む部分に湿布を貼る。
- 保温:肩を冷やさないように、温かい服装をする。
- 無理な動作を避ける:痛む方向に無理に腕を上げたり、重いものを持ったりしない。
私自身、痛みがひどい時期は、使い捨てカイロを肩甲骨周りに貼って温めるのが効果的でした。じんわりと温めることで、筋肉がほぐれて楽になるんです。
五十肩に関するよくある質問(Q&A)
- Q. 五十肩は自然に治りますか?
- A. 自然に治ることもありますが、時間がかかることがあります。適切な治療を受けることで、早期回復が期待できます。
- Q. 五十肩は再発しますか?
- A. 再発する可能性はあります。予防策を講じることで、再発のリスクを減らすことができます。
- Q. 鍼灸治療は五十肩に効果がありますか?
- A. 鍼灸治療は、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、痛みの緩和と可動域の改善に効果が期待できます。
まとめ:五十肩と向き合い、快適な生活を取り戻すために
五十肩は、放置すると日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。早めに適切な治療を受け、リハビリを行うことで、痛みを和らげ、快適な生活を取り戻すことができます。もし、肩の痛みでお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。当院では、患者様一人ひとりに合わせた丁寧な施術で、五十肩の改善をサポートいたします。


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