こんにちは!
福岡の鍼灸院おるき、院長の小野です。
最近、多系統萎縮症の患者さんからのお問い合わせが急増しています。
多系統萎縮症の患者さんの割合
多系統萎縮症の発症率は1万人に一人と言われています。
私が住んでいる福岡の人口は164万人ですので、単純計算で164人の多系統萎縮症患者さんがいる可能性があるわけですが、西区の小さな鍼灸院に既に複数人の通院患者さんがいるとなると、実際にはもっと多くの患者さんが困っているのかもしれませんね。
多系統萎縮症への思い入れ
以前、別の場所での記事に、個人的には多系統萎縮症は思い入れの強い疾患だと書いたことがあります。
私がまだ福大病院で働いていた頃、関わらせていただいた患者さんが多系統萎縮症で、毎週のように治療を受けに来てくれるけれど、やはり鍼灸で治る病気ではなくて、私の方が弱音を吐いてしまうことがありました。
当時は治す方法を考えて考えて、でも、鍼灸で治るのであれば患者さんは苦労していないわけで、本当に気が滅入ってしまっていました。
その時に、患者さんの家族全員で励ましてくれて、治療にしっかり向き合おう。調べられることは全部調べて、鍼灸という道具でできることは何か、できないことは何かをちゃんと伝えて、その上で未来に希望を繋いでいける方法を考えよう。そう思わせてくれた患者さんがいたのです。
おかげで、今では鍼灸では何をやったら良いのか、どういう役割を持って、患者さんと向き合ったら良いのかを自分の中で明確にすることができています。
本当に難しい疾患ですが、それでもできることがあるし役割を持つことができる。
関わらせていただいた患者さん全員に感謝をしつつ、ご相談いただいた方全員に対してしっかりと技術をお届けできたらと思います。
多系統萎縮症でお困りの方、鍼灸で病気そのものを治すことはできませんが、少しでも先に希望を繋いでいくことができると思います。
福岡市西区の鍼灸院おるきに是非、ご相談ください。
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