姿勢が良すぎると腰痛になる!?

姿勢が良すぎると腰痛に

こんにちは!

福岡の鍼灸院おるき、院長の小野です。

最近、暑くなったり寒くなったりが続いていますね。

さらに、雨が続いたりして湿気が多い日も続いています。

こんな時にはぎっくり腰など、急性腰痛と呼ばれる症状で悩まされる人が増えてきます。

ということで、今日はぎっくり腰になりやすい人の特徴についてお話いたします。

ぎっくり腰になりやすい人の特徴

ぎっくり腰になりやすい人の特徴として、『姿勢が良すぎる』というのが挙げられます。

姿勢が良いなら良いじゃないか!と考えるかもしれませんが、姿勢が良すぎると腰椎のカーブがうまく使えないなどの弊害が起こることがあります。

椅子に座ってお辞儀をしてみてください。

その時に腰に手を当ててみて、背骨の突起が触れなかったら要注意。あなたはぎっくり腰になりやすいお身体の特徴を持っています。

背骨には、生理的前弯と呼ばれる弯曲と、生理的後弯と呼ばれる弯曲があります。腰椎は、自然な姿勢では生理的前弯になっています。

そして、お辞儀をした時にはこの前弯は折れ曲がり、後弯の状態となるのが正常です。

しかし、ぎっくり腰になりやすい人はこの後弯が起きず、腰椎は前弯の状態のままで骨盤からお辞儀をする形になります。

腰椎が前弯の状態は骨盤が立った状態でもあるので、どちらかというと反り腰の状態です。

反り腰は、体幹を支える筋肉である腹横筋が働きづらい姿勢です。腹横筋はコルセットの役割を果たす筋肉で、腰を周りから支えています。この腹横筋が働きづらくなっています。

腹横筋が腰を支えてくれないので、代わって姿勢を支えることになるのが多裂筋や脊柱起立筋など、背骨の後ろから腰を支えている筋肉になります。

多裂筋や脊柱起立筋は背骨の後ろから腰を支えている筋肉ですが、背骨の前や横にはついていません。

そのため、横からの力に弱かったり、前後に強めの力が働くとすぐに腰椎が捻挫してしまい、ぎっくり腰を引き起こします。

また、腹横筋の働きが悪いため多裂筋や脊柱起立筋は疲労が蓄積しやすい状態になります。

疲労が蓄積した筋肉もまた、支える力や柔軟性、可動域などが低下してしまいがちで、ちょっとしたことでもぎっくり腰になってしまいます。

姿勢が良すぎる人のぎっくり腰の予防方法

姿勢が良すぎる人でぎっくり腰に困っている人は、主として以下の2つを気をつければ予防ができます。

  • 背中の筋肉の柔軟性を上げ、前屈時に背骨をしっかり曲げられるようにする(腰の後ろがまっすぐならない)。
  • 腹横筋を働かせ、コルセットの役割を果たす筋肉をしっかり使う。

1つ目は体育座りの姿勢から後ろに寝転がり、腰を丸めると良いです。そのまま30秒キープしてみてください。

2つ目は、どこでも良いので壁に背中をつけてくっついてみてください。その時に、かかと、お尻、肩甲骨はピッタリと壁にくっつけます。

すると、ちょうどおへその後ろぐらい、腰椎の高さで手が入るほどの隙間ができていることと思います。

この隙間を、おへそを壁にくっつけるイメージで潰していってください。

骨盤の少し上、おへその下あたりがとても苦しくなるはずです。

これが、体幹で腰を支えている感覚です。

腰の柔軟性があり、体幹で支えることができればぎっくり腰はかなり予防することができます。

ぎっくり腰にお悩みの方は試してみてください。

もちろん、院にご連絡いただいても大丈夫です。

ぎっくり腰にお悩みの方、繰り返して困るという方は是非、福岡市西区の鍼灸院おるきにご相談くださいね。

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