この記事のポイント
この記事の結論:リウマチでも仕事は続けられます!職場への上手な伝え方と身体のケアが両立の鍵です
- 4月の新年度など環境が変わる時期は、無理をせず「できること」と「配慮してほしいこと」を具体的に職場へ伝えることが大切です。
- 職場の制度(時短勤務やテレワークなど)を活用し、一人で抱え込まずに周囲の理解を得る工夫をしましょう。
- 鍼灸治療は関節への負担を軽減し、関節内部の血流を改善させることができます。
- 関節の動きを滑らかにする『IRT療法』や日々のセルフケアを取り入れることで、仕事中の痛みやこわばりを和らげ、自分らしいキャリアを続けることができます。
4月の新年度は要注意?リウマチでも仕事を無理なく続けるための基本
春は新年度の始まりであり、職場環境の変化や気候の変動が大きく重なる季節です。
当院のリウマチ患者さんの多くが、この時期に関節の痛みやこわばりが強くなり、仕事への不安を抱えて来院されます。
天候による不調を「自律神経の乱れ」という言葉だけで片付けてしまうことが多いですが、実はもっと物理的な変化が体内で起きています。
気圧の変動や寒暖差は、血管内の浸透圧に変化をもたらし、組織に微細なむくみを発生させます。
このむくみが関節周辺の「腱の物理的緊張」を引き起こし、それが強い痛みやこわばりとして感じられるのです。
特に仕事で手先や身体をよく使う方にとって、この物理的な緊張は大きな負担となります。
大切なのは、この時期の不調を「仕方のないこと」と諦めないことです。
どうすればこの波を穏やかにし、今の仕事を無理なく続けられるのか、一緒に考えていきましょう。
リウマチであることを職場へどう伝える?理解を得やすい伝え方のコツ
リウマチであることを職場に打ち明けることには、多くの人が勇気を必要とします。現在の首相である高市さんもリウマチを打ち明けた時にニュースになりましたよね。
それだけ、打ち明けること自体に勇気がいる行動なのです。
リウマチの痛みは本人しかわからず、周囲に理解してもらえないことも少なくありません。
そのため、「怠けていると思われないか」「責任ある仕事を任されなくなるのではないか」といった不安から、一人で痛みを我慢してしまう方がいらっしゃいます。
しかし、長く働き続けるためには、周囲の理解と協力が不可欠です。職場へ伝える際の最大のコツは、「病名」だけを伝えるのではなく、「できること」と「できないこと」を明確にし、「配慮してほしいこと」までを具体的にセットで伝えることです。
例えば、「リウマチなので配慮してください」と伝えるだけでは、職場の人もどうサポートすれば良いのか戸惑ってしまいます。
「朝の時間は関節のこわばりがあるため、重い物を持つ作業は難しいですが、午後からのデスクワークや〇〇の業務は全く問題なく担当できます」と具体的に伝えてみましょう。
このように伝えることで、職場側も業務の割り振りがしやすくなり、お互いにとって無用な気遣いやストレスを減らすことができます。
また、体調の波が大きい時期には、会社の制度を活用することも視野に入れましょう。
当院患者様の事例で言うと、時短勤務やテレワーク、フレックスタイム制などを取り入れてもらっている方がいらっしゃいます。あなたの職場にも、利用できる制度がないか人事部、そして、いるならですが産業医に相談してみるのも一つの有効な手段です。
一人で抱え込まず、まずは直属の上司や信頼できる同僚に、あなたの現状と「これからも働き続けたい」という前向きな意思を伝えてみてください。
仕事中の痛みを和らげる!『鍼灸治療』『IRT療法』と職場でできるセルフケア
仕事中の急な痛みやこわばりは、業務の効率を落とすだけでなく、精神的なストレスにも繋がります。
そんな時、職場で簡単にできるセルフケアを知っておくことで、心と身体の負担を大きく軽減できます。
例えば、冷えは関節のこわばりを悪化させる大きな原因です。エアコンの効いたオフィスでは、ひざ掛けやアームウォーマーを活用し、関節を冷やさない工夫をしましょう。
また、同じ姿勢での長時間の作業は避け、1時間に1回は手首や肩を軽く回すなど、こまめに休憩を挟んで筋肉の緊張をほぐすことが大切です。
リウマチの関節炎には、関節周囲の筋緊張をほぐすことも効果的です。
関節に強い炎症がある場合にはストレッチ自体がストレスになってしまいますが、お風呂上がりなどの筋肉が少しほぐれているタイミングを見計らって、ストレッチを、特に、30秒ほどじっと止める『静的ストレッチ』を習慣化させると、自然と痛みが改善していることが多いです。
そして、セルフケアだけではカバーしきれない根本的な痛みやこわばりに対しては、鍼灸治療の出番です。
鍼灸治療はリウマチに対しては保険適用できるほど効果が認められていて、一般的な鍼治療、お灸の治療も効果を実感できるかと思います。鍼灸の刺激で筋肉が緩みます。
痛みがある関節を跨ぐ筋肉を緩めるだけでも、かなり効果を実感できるかと思います。
また、当院独自の技術として提供している『IRT療法』が非常に効果的です。
IRT療法は、2つのステップでリウマチの関節痛にアプローチします。
①痛みが出ている関節と、周囲の関節の連動性を高め、痛みがある関節への負担を減らす運動連鎖の改善
②関節周辺の筋肉や腱の物理的な緊張を優しく解きほぐし、関節本来の滑らかな動きを取り戻す関節包内運動の再教育
を、鍼や、刺さない鍼(ソマニクス)を効果的に使い、関節や関節軟骨への負担を減らすための治療法です。
強い力で無理に揉みほぐすのではなく、組織の微細なむくみやこわばりに直接アプローチするため、リウマチ特有の強い痛みがある方でも安心して受けていただけます。
定期的にIRT療法を取り入れることで、仕事中の痛みが和らぎ、「今日も一日頑張れた」という自信を取り戻すことができるはずです。
まとめ:リウマチと上手く付き合い、自分らしいキャリアを築こう
リウマチを抱えながら働くことは、決して簡単なことではありません。
特に春などの環境や気候が変化する時期は、気付かないうちに心身ともに無理をしてしまいがちです。
しかし、自分の身体のサインにしっかりと耳を傾け、適切なケアと周囲のサポートを得ることで、仕事を無理なく続けることは十分に可能です。
職場には「できること」と「配慮してほしいこと」を具体的に伝え、無理のない働き方を一緒に模索していきましょう。
日々のセルフケアで身体を労わりつつ、根本的なこわばりや痛みには『IRT療法』を取り入れて、関節の負担を効果的に軽減していくのがおすすめです。
リウマチだからといって、あなたのキャリアや仕事へのやりがいを諦める必要はありません。
一人で悩みを抱え込まず、仕事中の痛みやこわばりでお困りの際は、ぜひ一度当院にご相談ください。あなたがあなたらしいペースで長く働き続けられるよう、全力でサポートいたします。


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