春の訪れとともに、自分自身の体と向き合う時間を
こんにちは!鍼灸院おるきの院長、小野修司です。
本日、2026年3月24日は、福岡でも桜の蕾が少しずつ膨らみ始め、春の柔らかな光を感じる季節となりました。新しい生活への期待が膨らむ一方で、季節の変わり目特有の寒暖差に、お体が揺らぎやすい時期でもありますね。
特に膠原病と向き合っている方にとって、近年の医療ニュースで耳にする個別化医療やゲノム解析といった言葉は、これからの希望として注目されているのではないでしょうか。今回は、最新の西洋医学の動向をどう捉え、東洋医学とどう組み合わせていくべきか、私なりの視点をお伝えします。
検査は不安を煽るものではなく、正しく恐れるための羅針盤
医療の進歩により、患者さん一人ひとりの体質に合わせた精密医療(プレシジョン・メディシン)が現実のものとなってきました。エコーやMRIといった西洋医学の検査を、私は単なる診断の道具ではなく、現在の治療が正しい方向へ向かっているかを確認するための答え合わせ、つまり羅針盤だと考えています。
原因が分からないという状態は、誰にとっても大きな不安を伴います。しかし、検査によって現状を客観的に把握することは、正しく恐れ、前向きに対処するための第一歩になります。病院での検査を積極的に活用し、自身の状態を正確に知ることは、主体的に治療へ取り組むための大切なプロセスです。
現場の観察から見えた、痛みと筋肉の意外な関係
膠原病の痛みは、一般的に免疫の暴走による組織への攻撃が原因であると説明されます。しかし、臨床の現場で多くの方の体に触れていると、ある一つの矛盾に気づかされます。
もし痛みの原因が免疫の攻撃だけであるならば、外側から筋肉をほぐしても痛みは変わらないはずです。ところが実際には、硬くなった筋肉や組織を丁寧に緩めていくと、驚くほど痛みが和らぐケースが多々あります。
ここから導き出される仮説は、免疫の反応そのものだけでなく、それに伴う血流の停滞や筋肉の緊張が、症状をより複雑に、そして強くさせているのではないかということです。病名という枠組みに縛られすぎず、目の前の体が発している声に耳を傾けることが、本質的な改善への近道となります。
IRT療法と動きの連動で、体が本来持つ力を引き出す
鍼灸師にできることは、究極的には筋肉や組織を本来の柔らかい状態に戻すこと、というシンプルなものです。しかし、そのシンプルさが、複雑な膠原病の症状に対して大きな意味を持ちます。
当院では、IRT療法を優先的に用いながら、必要に応じてYNSA®(山元式新頭針療法)を組み合わせ、体全体の動きの連動を整えていきます。特定の部位だけを見るのではなく、体全体がどう繋がって動いているかを分析し、滞りを取り除いていきます。
筋肉が緩み、自律神経が整うことで、お薬が本来の役割を果たしやすい土壌が整います。西洋医学という羅針盤で方向を確認し、鍼灸で歩むための足腰を整える。この両輪が揃うことで、より健やかな毎日が見えてくるはずです。
福岡の厳しい寒暖差から身を守り、健やかな春を
3月の福岡は、日中の暖かさと朝晩の冷え込みの差が非常に激しく、お体に大きな負担がかかります。周囲が春の陽気に浮き立つ中で、思うように動けない自分に焦りを感じることもあるかもしれません。
ですが、まずはご自身の体を労わることを最優先にしてください。季節の変わり目に感じる言葉にできない重だるさや不安は、体が休息を求めているサインかもしれません。
福岡市西区今宿駅の鍼灸院おるきでは、あなたが抱える症状の本質に一緒に迫り、この春を笑顔で過ごせるよう全力でサポートいたします。どんな小さなことでも、お気軽にご相談くださいね。


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