ぎっくり腰にご用心

季節の変わり目には要注意!

ぎっくり腰(急性腰痛症)のご相談が増えてきています。

ぎっくり腰は、最も身近で有名な腰痛かもしれませんね。ぎっくり腰にはいくつかパターンがあり、ぎっくり腰のパターンと治療が合っていなかったら改善まで苦労するかもしれません。

ちなみにですが、ぎっくり腰を自力で治すためには日数がかかるため、もし動けなくなった方は素直に専門家に相談してください。

ここでは、予防のためのパターンとおすすめのお手入れ方法をご紹介いたします。

病院必須!ヘルニア発症時のぎっくり腰

腰椎椎間板ヘルニアを発症する瞬間は、痛みで動けなくなることがほとんどです。そのため、急性腰痛症であるぎっくり腰と間違うかもしれません。

腰椎椎間板ヘルニア発症時の腰痛の特徴は、動けなくなるほどの痛みと下肢にまで及ぶ痺れです。

もし、腰の痛みで動けなくなった時に足に痺れを伴っていた場合、その時には病院に相談するのも良いかもしれません。

腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の中にある髄核が、脊髄と神経の部屋の間に飛び出てしまったことによって起こります。ヘルニア塊が大きく突出し神経を圧迫すると、どんな姿勢をとっていても痛みが出ます。

立てない、あるいは寝返りすら打てない程の痛みが足の痺れを伴ってある場合、鍼灸はその日に治るというのはなかなか難しいかもしれません。

ここまでの痛みの場合、数日は痛み止めを内服しながら様子を見た方が良いと思います。できれば、病院に行き痛みどめをもらってください。

鍼灸は無力というわけではなく、改善までの時間短縮のお手伝いができます。早めに痛みから解放されたいという場合、ご受診がおすすめです。

上半身の硬さからくるぎっくり腰

上半身が凝ったことが原因でぎっくり腰になることもあります。

上半身の硬さからくるぎっくり腰の場合、背中の凝りや首の凝りが原因で背骨上部の動きが悪くなり、腰を動かす際に動きにくい上半身と動きやすい下半身の間で歯車のズレが生じます。

この時に腰を支えられる体制をとれていなければグキっとやってしまうことがあります。

ぎっくり腰になった後のチェック方法は、首を動かしたり腕を上にあげたりした時に腰に痛みが出た場合、上半身からの可能性があります。

腕を動かすことで痛みが出るのは、上半身から腰に向かって伸びている筋肉が腰椎を引っ張っている場合と、上半身から下半身にかけて起こる動きの連鎖(=運動連鎖)がうまく起こっていない場合があります。

日頃から肩こりなどを感じている人で、『最近腰までちょっと痛くなってきた』と言い始めたら要注意です。

この方達は上半身のお手入れが必要になりますので、肘付近にある『手三里』や手の甲にある『腰痛点』『腰腿点』の指圧などがおすすめです。

下半身の硬さからくるぎっくり腰

下半身に疲労が溜まることでもぎっくり腰が発症します。

下半身タイプのぎっくり腰は、ベッドに寝ている時に足を曲げ伸ばししたら痛い、などの特徴があります。

下半身の筋肉は骨盤から出ているものが多く、筋肉が硬くなることで骨盤の柔軟性が失われます。

骨盤から柔軟性が失われると、骨盤が稼働することで腰にとってはサスペンションの代わりになっていたものがサスペンションがなくなってしまいます。

そうなると、足を使うたびに腰に負担がかかってしまい、疲労が蓄積してしまいます。

疲労がピークに達した際に、腰を大きく動かすようなことをしたり捻るようなことをすると痛みが出てしまいます。

治療は下半身のケアがおすすめです。

細かくは徒手検査をしながらになりますが、大まかには内腿やふくらはぎをケアしておけば良いという認識を持つだけでも、かなり症状を抑えられることがありますので、是非アキレス腱のストレッチなど下半身のストレッチを試してみてください。

腰そのものの緊張や疲労からくるぎっくり腰

最後に、腰そのものに疲労が溜まり、腰の動きが悪くなったことで起こるぎっくり腰があります。

最初の腰椎椎間板ヘルニアのパターンと似ていますが少し異なり、足の痺れなどはありません。

しかし、一番強く炎症を抱えることになり、炎症で動かなくなった腰の筋肉そのものに強い刺激を与えてやる必要があります。

そこそこの痛みを伴う施術が必要になることが多く、個人的にはあまりなりたくないぎっくり腰です。

炎症が強い場合にはアイシング、少し炎症が治ってからはホットパックと、刺激を変えてやるとより早い復帰が可能になる場合があります。

まとめ

今日は最近ご相談の多いぎっくり腰について記事にさせていただきました。

福岡市西区や糸島エリアでぎっくり腰にお困りの方は、是非鍼灸院おるきまでご相談くださいね。

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